【諏訪地域版】行政書士が解説

親が亡くなったら預貯金はどうなる?
八十二銀行・諏訪信金の相続解約と
「戸籍収集の新制度」を解説

ATMでお金が下ろせない!「口座凍結」の現実

「葬儀代を支払いたいのに、父の口座からお金が下ろせない…」
ご家族を亡くされた直後、多くの方が直面するのが「預貯金口座の凍結」です。銀行は名義人の死亡を知った時点で口座をロックします。

本記事では、諏訪地域のメインバンクである「八十二銀行」「諏訪信用金庫」の具体的な手続き方法と、令和6年3月から始まった「戸籍の広域交付制度」のメリット・落とし穴について、地元の専門家が詳しく解説します。

ニュースで話題「戸籍の広域交付」の落とし穴

新制度 できるようになったこと

最寄りの市役所(諏訪市・茅野市など)で、全国どこの本籍地の戸籍でも取得可能に。
遠方の役所へ郵便請求する手間が省けます。

ここに注意!

専門家が指摘する「限界」

  • 兄弟姉妹の戸籍は取れない(最大の落とし穴)
  • 代理人(専門家・親族代表)は請求不可
  • システム負荷により即日発行されない場合がある

【地元密着解説】金融機関別の手続きフロー

八十二銀行(ハチニ)

  • 特徴:システム化されており厳格かつ丁寧。
  • 流れ:窓口またはWebから「相続センター」へ連絡。
  • 郵送対応:書類キットの郵送で完結できるケースが多い(チェックは厳しめ)。

諏訪信用金庫(シンキン)

  • 特徴:地域密着で、担当者との距離が近い。厳格というより、事情に寄り添ってくれる印象
  • 流れ:被相続人の取引支店窓口での対面手続きが基本。
  • 注意点:出資をしている場合、「出資金」の相続・解約手続きも忘れずに行う必要あり。

銀行手続き・具体的な5ステップ

STEP 1:死亡届出(口座凍結) 入出金・引き落としが全てストップします。事前に公共料金等引き落としの変更をお忘れなく。
STEP 2:残高証明書の請求 相続税申告や遺産分割協議に必要な場合に取得します。
STEP 3:必要書類の収集【最難関】 「生まれてから亡くなるまでの全戸籍」「相続人全員の印鑑証明」など。ここでつまずく方が大半です。
STEP 4:書類提出・審査 銀行本部での審査に1〜2週間かかります。
STEP 5:解約・払戻し 代表者の口座、または各相続人へ振り込まれます。

自分でやる?専門家に頼む?判断のポイント

【ご自身でできる可能性が高い】

  • ✔ 相続人が「配偶者と子供」だけで、仲が良い
  • ✔ 平日の日中に役所・銀行へ行く時間がある
  • ✔ 銀行口座が1つか2つしかない

【専門家に依頼すべきケース】

  • ⚠ 相続人に「兄弟姉妹・甥姪」がいる
    (広域交付制度が使えません!)
  • ✔ 平日は仕事があり、窓口へ行けない
  • ✔ 亡くなった方の転籍が多く、戸籍が複雑
  • ✔ 八十二、諏訪信金、ゆうちょ等、口座が複数ある

制度は変わっても「手間」は残ります。
無理せず専門家にご相談ください。

「戸籍の広域交付」は便利ですが、万能ではありません。
「自分たちのケースで制度が使えるかわからない」「八十二銀行から書類が届いたけど書き方が不安」という方は、ぜひ地元の専門家にお任せください。
当事務所では、複雑な戸籍収集から銀行手続き、不動産の名義変更(司法書士に依頼)、農地相続の届出までワンストップで対応可能です。

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(事務所情報)
行政書士 しらかば綜合事務所 代表行政書士 高田賢一 
 (行政書士登録番号 第18150062号 認定経営革新等支援機関ID 107520000214) 
長野県行政書士会諏訪支部理事・支部IT部会長(任期~R9.5まで)
長野県茅野市北山3412-80

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